あれはジョージ・ガーシュウィンの『魅惑のリズム』('24)っていうビッグバンド風の曲を8ビートで弾いてると思うんです。でも、僕らミュージシャンとしては"おぉ! そこにそれを持ってくるか!"っていうアイディアに"お見事! "って思うんだけど、普通の人はそんな聴き方はしていない。頭を柔軟にしてないと気付かないんですよね。やっぱり違う畑からネタを持ってくるのがおもしろいよねぇ。僕はすかんち時代から、常に自分の音楽にはそういうネタを仕込んであります。それを見つけるきっかけになるキーワードも必ず入れてる。今回も、KISSの『テイク・ミー』('76)のフレーズをほとんどの曲で弾いてたり、本当にネタをいっぱい入れたんだけど、みんな気付いてくれないんだよねぇ…」 何でか分かったら、とっくに辞めてますわ! ――こうやって話をしてきて思いますけど、ROLLYさんってやっぱり少年のような…って言うとベタな表現かもしれないですけど、キャリアが長ければ、いろいろと現実も見るじゃないですか。それでも今こうやって、嬉々として音楽の話をしていて。 「僕アホですよね? これ元ネタやねん! 見て~!って(笑)」 ――(笑)。いつまでもキラキラと夢を追いかけられてるのは何でかな、と思ったりしました。 「何でか?
★Vision / Russ Taff 「Medals」 かっこええ。疾走感の中に切なさが込められた大名曲。ラスタフは知る人ぞ知るシンガーで、実はCCMの方。コンテンポラリークリスチャンミュージックのアーティストです。いつも俺が紹介してるブライアン・ダンカンとかブルース・ヒバードと同じジャンルだね。 ヴィジョン。気に入っていただけましたか?ミットレはこういう知る人ぞ知るAORナンバーもおかけしますので、ガシガシとリクエストを下さいね。では俺のAOR 来週もお楽しみに!
ブランドですよね。その人がやったらこうなるっていうことが=アーティスト性じゃないかなと思います。故に、あんまり何も考えずにやれますね」 ――ちなみにROLLYさんって毎日ギターの練習とかするんですか? 「練習はしないけどギターは毎日弾きますね。でも、作曲するときはあんまり楽器を持たないんですよ。鼻歌ってバカにできないんで。楽器持つと自分のスキル以上のことができない。例えば今、適当なメロディで作曲してみましょう! …ちょっと待ってください」 (一同笑) ♪しばし鼻歌♪ 「これで今、僕の頭の中で全部の楽器が鳴りました。イントロのベースとドラムと、ブレイクでパッと入るメロディアスなギターと。楽器を持ってるとこうはならないですね。だから、作曲するのは運転してるときが多いです。でも、"これ最高~! "って思うんですけど、運転してるから録音もできない(笑)。忘れんように忘れんようにって思いながら忘れちゃうんですよねぇ。いやぁ~いっつも忘れますわぁ~」 ――あかんやん!
若くして死ぬ」(宮藤官九郎監督)も公開された。 *……「ROLLY'S ROCK THEATER」の発売を記念したツアーを、10月15日に大阪・心斎橋のライブハウス「JANUS(ジャニス)」で開催。同月16日に名古屋・今池の「TOKUZO」、同月18日に東京・渋谷の「CLUB QUATTRO」でも開催する。